中日韓家電大手の製品が不合格 補助金と関連? (2)
▽専門家の分析:エネルギー効率の不合格は補助金と関連?
家電専門家の劉歩塵氏は、今回多くの製品がエネルギー効率の項目で不合格になったことについて、省エネ製品への補助金と関連があるのではないかと指摘する。
昨年5月以来、国の関連部門はエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、温水器などの省エネ補助金実施細則を相次いでうち出した。このうち高効率省エネタイプの家庭用洗濯機への補助金は1台あたり70元から260元とされ、テレビでは最高400元を受け取れることになった。
劉氏によると、昨年5月末、多くの家電メーカーが補助金を受け取るため、駆け込みで製品のエネルギー効率の基準を引き上げ、5月初めには2級-4級の製品が多かったものが、同月末には1級と2級の製品がほとんどになった。当時多くの企業に問題があるとされたが、今なおエネルギー効率で不合格になっているところをみると、問題の徹底解決にはほど遠いことがわかる。今回の検査で不合格になった製品は、その多くが昨年5月以降に生産されたものだという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年2月18日