広州市が飼育員募集、試験内容に「マルクス主義把握」
広東省広州市人力資源・社会保障局は18日、公式サイトで同市の動物園の飼育員15人を募集した。応募資格として公文書の作成技術以外に、マルクス主義の理論を把握していることを挙げている。羊城晩報が報じた。
同市の林業・園林局に属する同動物園の主な任務は動物の保護や科学普及教育、動物の展示、遊園・レジャー施設の管理だ。今回募集された飼育員の応募資格にはほかに、男性なら35歳以下、女性なら30歳以下、同市の戸籍を有していること、4年制大学を卒業していることなどがある。大学の専門学科は不問。選考に際しては面接と筆記試験が実施される。成績全体の半分を占める筆記試験出題や採点は同動物園の委託を受けた前出局の関連部門が担当する。
筆記試験の内容は「公共基礎知識」。文学・歴史の知識や公園・動物園の専門知識など以外に、マルクス主義の哲学原理や公文書の作成・処理能力も試される。試験に備えるための指定の参考書などはない。応募資格にマルクス主義原理の把握が含まれている理由に関して、動物園側は「我々が出題しているのではなく、ほかの部門」とし、明言を避けた。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年2月20日