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チベット山崩れ 21遺体発見 行方不明者は2カ所に集中

救援活動は続行

 西藏(チベット)自治区の鉱山で3月29日に発生した山崩れ事故について、同自治区消防総隊は、4月1日午前0時45分の時点で、犠牲者19人の遺体を発見したことを明らかにした。3月30日に発見された2遺体と合わせ、これで犠牲者の数は21人となった。天候の影響で夜間の見通しが悪く、採掘機械を使用すると犠牲者の遺体を傷つける恐れがあるため、夜間の救出・採掘作業を一旦ストップし、4月1日、夜が明けるのを待って救出作業が再開された。新京報が中国之声「新聞縦横」報道を引用して伝えた。

 ■3月29日に起きた西藏自治区墨竹工◆県山崩れ事故の概要

 新華社報道によると、3月29日午前6時ごろ、中国黄金集団華龍公司甲瑪鉱区がある西藏自治区墨竹工◆県扎西崗郷斬斯布村普朗溝沢日山で山崩れが起き、それに伴い土石流が発生、大量の小石が山口から2キロ離れた炭鉱労働者居住キャンプに押し寄せ、作業員83人が生き埋めとなった。

 60時間以上におよぶ困難を極めた救助作業の結果、3月31日午後9時15分の時点で、救援隊員は、西藏自治区ラサ市墨竹工◆県甲瑪鉱区の山崩れ現場で、17人の犠牲者の遺体を発見した。

 ○低温・低酸素で救援作業は難航

 発見された遺体以外に、生き埋めになった人々が助かる可能性はあるのだろうか。

 武装警察西藏総隊の救援隊員は、「3月30日未明から、現場では雪が降り始め、気温がぐっと下がり、災害救助犬の嗅覚にも悪影響が及んだ。現場の酸素濃度は、平野部に比べ50%も薄く、救援作業は極めて難航している。流れて来た土石の量があまりにも多く、救援現場の面積が非常に狭く、搬出・搬入作業もままならないことが、救援作業をより困難なものとしている」と語った。

 西藏自治区党委員会副書記兼自治区常務副主席の呉英傑氏は、「救援隊員は、行方不明者の捜索をしらみつぶし方式で進めているが、地滑りの面積があまりにも広く、土石の量が膨大であることから、行方不明者が生き埋めになっている具体的な位置を正確に推測することは不可能だ」と話した。

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