切ったスイカは冷蔵庫に1時間以上入れるべからず
熱い夏はなんといってもスイカ。おいしいスイカの選び方もいろいろな説がある。一方、スイカの保存方法や食べ方には気を付けなければならない点もあるのをご存じだろうか。広州日報が報じた。
例えば、スイカを冷蔵庫でしっかり冷やしてから食べるというのは、最も一般的な方法だが、実は切ったスイカとなると、長時間冷蔵庫に入れておくのは避けた方がいいという。ある専門家によると、「買ってきたスイカを丸ごと1日以上冷蔵庫に入れておくのは避けた方がいい。さらに切ったスイカなら1時間以内にしたほうがいい。その理由は、冷えたスイカはさっぱりとして口当たりがいいものの、含まれている栄養分の量が常温のスイカよりもはるかに減少してしまうからだ」。常温のスイカに含まれるフィトエンの量は冷えたスイカより40%、カロチンの量は139%多いのだ。これらはいずれも抗ガン作用のある抗酸化物質だ。
もちろん、冷えたスイカはノドの渇きを癒すことができるが、食べ過ぎると、胃腸などの消化器官に刺激を与え、胃痛を引き起こす可能性もある。そのため、冷蔵庫に入れておいたスイカは取り出してから30分ほど置いて、常温になるのをまってから食べた方がいい。
また、スプーンで大きなスイカを豪快に食べるのが好きという人も多いだろうが、このような食べ方もあまりおススメできない。まず、残ったスイカには、スプーンを介して唾液が付いており、変質しやすく、保存に適さないからだ。また、スイカは糖分の多い果物で、食べ過ぎると脂肪に変わってしまう。スプーンでスイカを食べると、ついつい食べ過ぎてしまう原因になる。一方、スイカを切って食べると、衛生面や健康という観点から見ても、科学的だといえる。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年5月15日