きょうの人民日報「微博」--中国株式市場大暴落 (4)
【中国で問題のPXは「発ガン性の可能性」程度】中国の雲南省で5月、ポリエステル繊維や PET樹脂などの原料となるテレフタル酸の原料として用いられるパラキシレン(PX)を生産する工場建設に反対する大規模な抗議活動が発生した。人々がPXに対して過剰に反応するのは、PXが環境を汚染するだけでなく、発ガン性物質とされているためだ。一方、国際基準では、PXは危険な化学品ではなく、コーヒーと同じ「発ガン性がある可能性がある物質」に列挙されている。また、日本や韓国、シンガポールなどでは、成熟した、厳格な環境リスク管理を敷いているため、住民居住地域から近い場所でもPX関連のプロジェクトが実施されている。