マルチビタミンで中高年男性のがんリスク低下
米アナハイムで開催された米国がん研究会議(AACR)の「がん予防研究最前線会議」で、マルチビタミン・ミネラルサプリメントとがん予防に関する最新の研究結果が発表された。同研究によると、マルチビタミンおよびミネラルを摂取した中高年男性(がん既往者含む)のグループは、がん罹患率が8%低下したという。新京報が伝えた。
同研究では、毎日の推奨栄養素摂取量に基づいて調合されたサプリメントであるセントラム社のマルチビタミンを使用した。毎日マルチビタミンを摂取したグループは、プラセボを摂取したグループと比べ、がん罹患率が8%低下した。
北京協和医院臨床栄養科の于康主任は「マルチビタミン・ミネラルが人体にもたらす具体的なメリットに関し、これまで信頼できる研究と専門的なデータが不足していた。この研究は一里塚的な意義を持つ。栄養素を全面的に補うマルチビタミン・ミネラルは確かに健康に良いということが示された」と指摘した。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年11月7日