きょうの人民日報「微博」--CAが機内ネット接続サービス開始
中国国際航空(CA)は3日午後、北京発成都(四川省)行きのCA4109便で通信衛星を利用した試験的なインターネット接続サービスを実施。中国の航空会社による「機内Wi-Fi」の導入が始まった。これまで導入されていたネットワークでは、機内の乗客同士でのみ通信が可能だったが、今回導入されたネットワークは空と地上の通信が可能だ。今回の導入は試験的なものだが、将来的には本格的なWIFIサービスの導入が始まる見込み。
【機内での微博、安全性は?】中国中央テレビ局(CCTV)によると、中国国際航空は3日午後、北京発成都行きのCA4109便で通信衛星を利用した試験的なインターネット接続サービスを実施した。飛行中の機内での同サービス実施は中国で初めて。では、機内で微博(ウェイボー・ミニブログ)にログインし、ツイートしても安全面に問題はないのだろうか。通常のインターネットとは異なり、「機内Wi-Fi」は通信衛星を利用し、機内のネットワークと外部のネットワークをつないでいるため、乗客は機内でも地上と連絡が取れる。そのため、安全面に問題はない。ただし、同サービスが導入されているのはCAの一部の便だけで、機体が上空3000メートルに達した後にしか利用できないほか、ネットの速度も864Kbps(ビット毎秒)と非常に遅い。