14年間にわたる逃亡の末、銀行の元重役がタイで逮捕
公安部が明らかにしたところによると、深刻な経済犯罪を犯し、中国国外で14年間にわたり逃亡生活を続けていた余国蓉容疑者がこのほどタイで身柄を拘束され、本国に送還された。これは、中国の公安機関が国際的な協力を通じて経済犯罪の国外逃亡犯逮捕を実現した、重要な成果と言える。人民日報が伝えた。
余容疑者は1989年3月から1998年10月、重慶の某銀行支店の支店長として勤務していた間に、預金の横領、違法な融資の実行、関連証書の違法な発給などの犯罪を犯し、被害総額は28億元に上った。
余容疑者の逮捕を急ぐため、公安部は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて通報を発表したほか、2度にわたって国外に捜査員を派遣してきた。今年5月、余容疑者がタイに潜伏しているとの情報を得た公安部は直ちに精鋭部隊を派遣、在タイ国中国大使館の警務連絡官との協力の下、タイの法執行部門と共同で捜査活動を行い、無事逮捕にこぎつけた。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年11月19日