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2014年祝祭日日程、専門家は「より自然な調整」と評価

 11日に発表された2014年公定祝祭日の休暇日程は、これまでと比べ、どのような点が改善されたのだろうか?中国全国假日旅遊部際協調会議弁公室(假日弁)がネット上で発表した3つの休暇日程プランのうち、どのプランが採択されたのか?来年も、大型連休の前後には、振替出勤日のために長期間連続して出勤しなければならないのだろうか?これらの問題について、関連部門や専門家は次のような見方を示した。人民日報海外版が報じた。

◎国民から最も支持されたプランが採択

 科学的かつ合理的に長期休暇の日程決定を行う目的で、全国假日弁は11月、数度にわたる国民への意見聴取をベースとして、新浪・捜狐・騰訊(テンセント)など6社のウェブサイト上でオンラインアンケート調査を実施、3つの休暇日程プランに対する国民の意見を広く募集した。312万人を超えるネットユーザがアンケート調査に回答、第3案を支持した回答が半数を上回った。この第3案は、春節と国慶節(建国記念日)の2つの休みは、「引き続き7日間の大型連休とする」というものだった。

 「国民観光ジャー綱要」編さん専門家チームの代表を務める北京交通大学の石培華・教授は、「発表された休暇日程は、現在の条件を踏まえた上で、全体を見据えながらも各方面に配慮し、最適であると判断された日程だ。今回の調整は、民意に沿うものであり、社会発展の中で新しく生じた変化やニーズに対応しており、法定祝祭日制度が絶えず合理化されている事実を裏づけている」とコメントした。

 中国人民大学公共管理学院の董克・教授は、政府が2014年の祝祭日休暇決定に先立ち、3つの祝祭日休暇プランについて国民から意見を求めたことについて、次の通り語った。

 今回の政府のやり方は、非常に良いものだったと思う。国民に密接に関連する利益問題について、国民自身の声に耳を傾け、国民の意見を重視するという党・政府の好ましい姿勢が反映されている。また、現代IT技術を駆使して公共政策分野での決定を推し進めるという新政権の科学的・民主的な改革精神も具現されている。国民が智恵と力を出し合うことは、社会における共通認識を形成するプロセスであり、社会が共通認識を持つことによって、政策実行がスムーズに実現する。まさに、「入念な準備をしておけば、あとあとの仕事が非常にはかどる」ということだ。

◎姿を消した「振替出勤日による長期間連続勤務」

 石教授は、「今回の祝祭日休暇日程には、▽振替出勤日による長期間連続勤務という問題が解決された ▽カオス状態だった振替休日問題が解決され、休暇日程の流れがより自然になった、という2つの特徴が見られる」と指摘した。

 これまでは、7日間の大型連休の前後の連続勤務は、5日の週労働日数を上回るケースもあり、サラリーマンの間で極めて不評だった。来年の春節連休前後の連続勤務日は、連休前が4日、連休後が3日。国慶節連休の場合は、連休前が3日、連休後が4日に抑えられている。

 董教授は、「来年の春節と建国記念日の法定祝祭日は、各3日間ずつのみ。連休前あるいは連休後の週末休日を無理やり引っ張って来て連休にするという従来の方法と異なり、今回の連休制定は、国民の仕事や生活リズムを極力崩さないことを念頭に置いた上で決定されており、祝祭日前後の各1日を連休にするために割り振り、7日間の連続休暇を創出している。これは、遠距離を帰省する人や遠方に旅行する人に極めて有益であると同時に、連休前後のあまりにも長い連続勤務という問題も解決される」と話した。

 石教授は、「中国の法定祝祭日は、伝統的な旧暦と現行の西暦にもとづき、『月日固定』式で定められているため、土日の週末と繋がらない場合も多い。ここ数年、国民は調整によって祝祭日と週末が繋がる連休に慣れていることから、このような調整は、今後も継続されるべきだ」と語った。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年12月12日

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