北京駅臨時切符売場、初の窓口数縮小 ネット販売増で
鉄道の切符がオンラインや電話を通じて購入できるようになると、それらの新ルートを通して切符を入手する乗客が激増し、あっという間に従来の「窓口での購入」を追い抜いてしまった。オンラインによる切符購入は、導入後わずか1年で、1日あたり乗車券販売総数の過半数を占めるに至った。16日、北京駅の駅前広場に建設されていた臨時切符売場はほぼ竣工していた。しかし駅側は、オンラインによる乗車券販売と電話による座席予約の増加を見越し、来年は春運(旧正月前後の帰省・Uターンラッシュ)用臨時切符売場の窓口を、今年の60カ所から30カ所に半減するとしている。その一方で、自動発券機の数は大幅に増やす予定という。北京晨報が伝えた。
北京西駅の臨時切符売場も建設が進んでいる。今年は西駐車場に1カ所のみ臨時切符売場を設け、61カ所の窓口を用意する。窓口数は前年とほぼ同じだが、例年に比べるとやや減少している。
臨時切符売場の窓口を減らしたことは、インターネットによる販売が増えたことを意味している。鉄道部門担当者は、「今年の国慶節連休のオンライン切符販売と比べ、2014年春運は、オンラインによる販売比率が5割を超える見通しだ。2014年春運期間に北京の各駅で長蛇の列ができるとすれば、それは切符の購入ではなく切符の受取りのために並ぶ人の列だろう。切符を受け取る人に便宜を図るため、北京駅と北京西駅には、40台以上の乗車券自動発券機を増設する」と述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年12月17日