国際ジャーナリスト連盟は昨年末、2013年に殉職したジャーナリスト(記者および報道関係者)は世界で108人に達し、暴力の脅威に見舞われる女性ジャーナリストが増加の一途を辿っていることを明らかにした。また、最も危険なエリアは、アジア・太平洋地域という。仏AFPの報道を引用して人民網が伝えた。
2013年に命を奪われたジャーナリストの総数は、2012年に比べ10%減少したが、国際ジャーナリスト連盟は、「各国政府は、『ジャーナリストが殺害される』という事態を極力防止するよう、今後も尽力すべき」とコメントした。
国際ジャーナリスト連盟によると、暴力の脅威に見舞われる女性ジャーナリストがますます増えており、2013年には6人が殺害されたほか、性暴力や脅しの被害に遭った女性ジャーナリストも多いという。
エリア別にみると、アジア・太平洋地域が最も危険なエリアで、死亡したジャーナリストのうち29%が同地域で殺害された。中東・アラブ地域が27%でこれに続いた。国際ジャーナリスト協会は、2013年に最も危険だった国家はシリアだと発表した。2013年、命を落としたジャーナリストが最も多かったのはシリア(15人)、第2位はイラク(13人)、第3位以下は順次、パキスタン(10人)、フィリピン(10人)、インド(10人)、ソマリア(7人)、エジプト(6人)だった。
国際ジャーナリスト協会は、134カ国60万人以上のジャーナリストで構成されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年1月2日