重慶市に住む1980年代生まれの楊威氏は、「『女漢子』という言葉からまず頭に浮かぶのは、『生活がかなり粗雑で、自分を美しく装い、整えることに無頓着な女性』というイメージだ。僕は、温和で上品な女性が好みのタイプだ。だが、今増えてきている『女漢子』は、生活習慣がだらしない人が多く、受け入れ難い。きっと、現代の生活のリズムがかなり速く、生活上のストレスが非常に大きいことが原因だろう」とコメントした。
河北省邯鄲市の杜駿氏は、「誰でも、ユニークな個性を持っている。この個性は、生まれながらに持っている天性、これまでの経歴、外部環境などさまざまな要因と関係がある。私は、実のところ、『女漢子』も好きだし、『軟妹子(ゆるふわ系女子)』も捨てがたい。野菜だって、大根と青菜、それぞれに違った美味しさがある。何よりも大切なことは、個人が善良で誠実かどうかということだ。これは、社会の中で人として生きていく上で最も基本的かつ重要な性格だ」との見方を示した。
「女漢子」であれ「軟妹子」であれ、女性として、どのような性格が最も歓迎されるのだろうか?回答のトップ3は順次、「善良(47.2%)」「人の気持ちが分かる(34.0%)」「誠実(30.4%)」だった。以下、「やさしさ(28.8%)」「男に媚びる『ぶりっ子』ではない(24.2%)」「気前が良い(21.8%)」「独立心が強く、しっかりした芯がある(17.0%)などが続いた。
寧夏回族自治区銀川市に住む孫耀山氏は、自分の娘にやっと物心がついた頃から、四芸(琴・棋・書・画。旧中国で支配階級が身につけるべき教養とされた)を教え始めた。娘にしかるべき教育を施し、「名門の令嬢」の風格を身につけさせるためだった。ところが最近、娘に関する新たな心配の種が生まれたという。
孫氏は次の通り述べた。
娘が嫁に行けるかどうか、本当に分からない。小さい頃は本当に利口な子だったが、成長するにつれて、親の手に負えなくなってきた。娘は20歳になったが、立ち居振舞いを見ると、本当に女の子なのかと思わず疑いたくなる様子で、どこから見ても正真正銘の「お転婆」「女漢子」だ。今の若い人は、独立独歩の精神を追い求めているが、昔から、男女にはそれぞれの特性があり、担うべき別々の役割があった。女性はやはり、女性らしい外面的な特徴や、穏やかで優しく、もの静かで賢いという内面的な特性を備えている方が好ましいと私は思っている。 (編集KM)
「人民網日本語版」2014年4月23日