2014年4月4日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

Apple新浪騰訊人民微信RSS
人民網日本語版>>経済

トヨタ(中国)の役員、廉価車参入見送りを表明

 2014年04月04日08:15
  • 分かち合うへtwitter
  • 分かち合うへyahoo
  • 分かち合うへsina.com
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com

 フォルクスワーゲン(VW)と日産は、中国で5万元(約82万5000円)以下の廉価車を販売することを相次いで発表したが、世界販売台数首位のトヨタは、廉価車に関連する計画がないと表明した。科技日報が伝えた。

 トヨタ(中国)の執行副総経理の董長征氏はこのほど取材に応じた際に、「当社は中国で、ヴィオス以下のクラスの車種を販売する計画を立てていない」と表明した。VWと日産が廉価車を発売し、市場シェアを拡大する可能性については、「当社は自動車の安全性の方を重視する。また当社の全体戦略は安定を維持し、リスクを冒すことはない」と回答した。

 VWのマルチン・ヴインターコルン氏は、「当社の自動車販売台数は今年1000万台の大台を突破し、当初の計画を4年間前倒しで達成する可能性がある」と語った。これはVWとトヨタの世界販売ナンバーワンを巡る競争が、新たな重要段階に入ることを意味する。VWは2013年度に僅差でトヨタに敗北し、世界2位の座に甘んじることを余儀なくされた。

 これまで好調だった市場だけでは、VWの強みが際立たない。そこでVWは、廉価車市場に目を向けた。VW中国区総裁のヘイズマン氏は、「当社の廉価車は、主に中国市場を考慮してのことだ」と話した。これまでの情報によると、VWは一汽集団と提携して廉価車を生産し、新ブランドを樹立する意向を示していた。価格は5000−1万ユーロ(約71万5000−143万円)に設定され、中国で年産50万台の目標を実現する。廉価車の発売は、2015年からとなる。

 中国市場は世界最大の自動車消費市場であり、グローバル自動車メーカーから、グループ全体の業績に影響する重点とされている。中国市場での順位は、世界的な順位に対しても重要な影響を及ぼす。ゆえに今回の廉価車の取り組みは、VWのトヨタ超えとの間に一定の関連性を持つ。グローバル自動車メーカーは、廉価車・廉価ブランドを発売すれば、ローエンド市場を開拓でき、ブランドの価値を損ねることもないと判断している。

 広汽トヨタの関係者は2012年、「年末にヤリス(中国版ヴィッツ)よりも低ランクの、1.2Lの入門クラスの車種を販売する」と表明し、エティオスの可能性が高いと予想されていた。しかし董氏の今回の発言は、トヨタが現時点では廉価車の開発に取り組まず、ヴィオスやヤリスなどのコンパクトカーにより、お手頃価格の車種の市場に揺さぶりをかけることを示した。トヨタの現地化調達は日増しに深化しており、新型ヴィオスの国産化率は92%に達している。(編集YF)

 「人民網日本語版」2104年4月4日

関連記事

コメント

最新コメント

エコ   2014-04-04114.51.133.*
中国の大型乗用車に対するニーズを不思議に思う。想像ですが重い車で遠い距離を速い速度で走行すれば燃料が多く必要な消エネ走行になると思う

アクセスランキング