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円安進行 日本自動車メーカーの業績が好転 (2)


 トヨタ(7203)の株価は今年に入ってから5月14日までに、55%高の6210円に達した。富士重工(7270)は112%高の7270円、マツダ(7261)は109%高の362円に達し、日経平均株価指数は前年比42%高となった。

 ◆円安が輸出を刺激

 アナリストは、「円相場は今年に入ってから現在まで、すでに約15%下落している。これは日銀がこのほど実施した大規模な量的緩和策が猛威をふるい始めたためで、円安のすう勢は年内に逆転が不可能と見られる。円安は、自動車などの輸出企業に、持続的に有利な影響を与える。重要業界の好調は、日本経済の回復を後押しする。しかし現在、一部の外部市場の不確定要素が、これらの企業、さらには日本経済の先行きに影響する可能性がある」と指摘した。

 野村證券は最新の報告書で、「ドル・円相場を1ドル=100円で計算した場合、日本企業(金融業を除く)の2013年会計年度(来年3月31日まで)の経常利益は、前年比50%増となる」と予想した。円安の流れが続くと見られることから、自動車メーカーを始めとする輸出企業の業績は、さらなる改善の余地が残されている。

 一部の権威ある研究機関は、「円相場が下落を続け、株価が上昇を続けた場合、今年の日本株式市場は世界株式市場の先導者の一つになるだろう」とした。バンク・オブ・アメリカは、「1ドル=100円の大台に乗った後、ドル・円相場は年末に1ドル=105円に達する可能性がある。日本の株式市場には、さらなる株価上昇の余地がある」と指摘した。三菱東京UFJ銀行は、「ドル・円相場は年末に1ドル=108円台に達する可能性があり、日本の輸出に対する刺激がさらに強まる」と分析した。みずほコーポレート銀行は、「ドル・円相場の次の目標は、1ドル=120円に達する可能性がある」とした。

 アナリストは、「海外では円相場に関する議論が白熱化しているが、このほど開かれた先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、日本が公に批判されることはなかった。これはある程度、円安を加速させるだろう」と指摘した。(編集YF)

  「人民網日本語版」2013年5月17日

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