中国の粉ミルク価格が世界で最も高いのはなぜ? (3)
中国の乳幼児用粉ミルク価格の高さを批判してきた乳業専門家の王丁棉氏は、普段はあまり記者会見などの場所には顔をみせないが、今回の記者会見には出席して、「世界の乳幼児用粉ミルク市場で、中国の販売価格が最も高い。世界の平均販売価格は900グラム入り1缶が約120元だが、中国では220元だ」と述べた。
王氏は取材に応える中で次のように述べた。リボンヌの輸入粉ミルクブランドの運営コストは完全に透明化されており、流通ルートの運営コストを切り崩せば、小売価格が大幅に下がる可能性がある。こうした消費者にメリットになる動きは、現在の輸入粉ミルク市場の価格体系に極めて大きな衝撃と驚きをもたらすことになり、ひいては中国の乳幼児用粉ミルク小売価格が適切な市場価格に回帰することにつながり、国際市場と同じような低価格を実現できることになる。
だが王氏は次のようにも指摘する。一般的な消費習慣を踏まえると、消費者の間には「安い物はよくない物、高い物はよい物」という観念があり、こうした思考の習慣を変えるには長い時間をかけて誘導し宣伝することが必要だ。
リボンヌの「暴露」について、別の輸入粉ミルク企業の責任者は次のように話す。中国の粉ミルク販売ルートは海外よりかなり複雑だ。通らなければならない代理販売業者の数が増えれば、流通コストは相対的に高くなる。ブランド側に強い価格決定力があれば、流通業者の利益はその分だけ少なくなる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年12月10日