しかしアナリストは、「グーグルの支援を受け、微信が成功する可能性が出てきた」と語った。IT調査会社のDeepfieldの昨年のデータによると、グーグルの通信量は北米地区全体の約25%を占める規模に達しており、首位であるばかりか、フェイスブック、ネットフリックス、インスタグラムの合計を上回っている。またグーグルは近年、アカウントシステムの拡大に取り組んでおり、フェイスブックなどのSNS大手と競争しようとしている。別の情報によると、上述したキャンペーンの他に、微信は海外市場でブランドイメージの構築に取り組んでおり、サッカー選手のメッシや台湾のアーティストの羅志祥(ショウ・ルオ)などをイメージキャラクターにしている。
フェイスブックなどの海外SNSとの競争を目指す一方で、微信はそのアカウントとリンクする提携を進めている。アナリストは、「海外市場において、既存のSNSのアカウントシステムを自社のために利用できる。これにより商品の機能とコンテンツを充実化し、競争・協力関係を構築できる」と分析した。
また一部の業界関係者は、「優遇戦略によるユーザー勧誘は、商品のアクティブユーザー率を維持する策ではない」と語った。微信が米国市場で名をあげるためには、具体的な機能の適応性について研究する必要がある。例えば中国で打ち出している決済サービス、資産管理サービス、ゲーム、ECサイトなどの機能は海外で通用するとは限らない。これらの機能は技術だけでなく、強力な環境と関係によるサポートを必要とするからだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月27日
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