「独身の日」 ECサイトの総売上が300億元突破か
ECサイトの販促により、「独身の日」と笑われた11月11日は、今や正真正銘の「ネットショッピング激安デー」となっている。今年の11月11日も、各社が激安セールを展開した。業界関係者は、20余りの大手ECサイトの総売上が300億元(約3750億円)以上に達し、前年同期比で倍増という「好成績」を実現する見通しとした。ある関係者は、「各ECサイトの激安セールの裏には、融資に対する大きな需要が存在する」と指摘した。経済参考報が伝えた。
◆各サイトの業績
各第3者調査機関のデータによると、今年の11月11日、各ECサイトの売上高が急増した。業界関係者は、「昨年同期と比べ、天猫商城(Tmall)や京東商城等、20余りの大手ECサイトの総売上が300億元以上に達し、前年同期比で倍増を実現するだろう」と予想した。
この予想が実現したかどうか現時点では確認されていないが、今年の11月11日の各サイトの販売状況を見る限り、「売上高が倍増」という快挙が実現された可能性は高い。アリババのモニタリングデータによると、11日14時現在、同社の運営する天猫商城の売上高は100億元(約1250億円)に達した(昨年同期は33億6000万元)。
データによると、11日0時から1分内に、約1000万人のユーザーが天猫商城に押し寄せ、10分後に売上が2億5000万元を突破し、70分後には20億元を突破した。同日の8時16分には50億元を突破し昨年同日の販売高を上回った。13時38分には、売上が100億元を突破した。業界関係者は、「天猫商城の11日の売上は前年同期比300%増の150億元に達した可能性がある」と分析した。
多くの業界関係者は、各ECサイトが今年11月11日に実施した激安セールによる総売上は、300億元をはるかに上回ると予想した。今年は昨年より多くのECサイトが販促に加わったため、今年11月11日の総売上は2011年から100%増以上の大幅増を実現する見通しだ。