グローバル大手 中国に研究開発センターを設立
英フィナンシャル・タイムズ紙は、記事「China offers a taste of R&D to come」の中で以下のように指摘した。環球時報が伝えた。
紫芋の入ったオートミールや、ピリ辛魚スープ味のフライドポテトを想像したことはあるだろうか。ペプシ社は今週、上海で米国以外では世界最大となる研究開発センターを設立した。これは、同社のようなグローバル企業にとって、「中国からコンセプトを得、中国のために研究開発し、最終的にこれを全世界に広める」というトレンドが訪れようとしていることを示す。
世界的な大企業である同社は過去数十年間に渡り、中国に対して他の地域で開発した商品を提供してきた。しかし現在、中国市場に近い場所に研究開発センターを設立するグローバル企業が増えてきている。これにより消費者との距離を縮め、かつ中国の研究者との距離を縮めることができる。ペプシやBASFを含むグローバル企業は数年前より、中国で研究開発事業を開始した。上海に汎アジアイノベーションセンターおよび大中華区本部を設立する前から、BASFは上海だけでも10の研究開発センターを設立していた。近年、グローバル企業数百社が中国でイノベーションセンターを設立した。中国には現在、1600の各種研究開発センターが設立されている。