中国経済フォーラム 実体経済年間報告を発表
第12回中国経済フォーラムがこのほど北京で開催された。テーマは「実体経済の回帰とモデル転換」。人民日報社の蔡名照・総編集(編集長)は開幕式でのあいさつの中で次のように述べた。このほど行われた中国共産党の第18回全国代表大会では、実体経済という堅固な基礎をしっかり把握する必要があることがうち出され、これにより中国の実体経済の発展の方向性がよりはっきりと示されたといえる。実体経済の回帰とモデル転換は、中国経済をさらなる繁栄へと推し進めるという。「人民日報」海外版が伝えた。
今回のフォーラムを主催した「中国経済週刊」雑誌社と商務部(商務省)研究院信用格付け・認証センターは同日、国内初の実体経済の報告書「2012年度中国実体経済発展報告」を共同で発表した。同報告では実体経済の20産業の上場企業1689社の上場スタートから今年第3四半期(7-9月)までの財務データを分析しており、それによると、実体経済の財務の安全性は全体として厳しい状況にあり、不動産、倉庫・貯蔵、建築の3産業にシステム的なリスクがみられるという。また同報告は、実体経済の「財務安全性指数」のモニタリングシステム構築を呼びかけている。
中国経済フォーラムは人民日報社傘下の「中国経済週刊」が創設した、経済に関する全国規模の学術フォーラムであり、2001年から現在まで毎年1度、11年連続で開催されている。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年12月10日
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