中国人の海外消費隆盛は中国経済にとって痛手 (3)
中国の不動産市場の調整政策がレベル別に行われるとすれば、たとえばランクの高いプロジェクトに対する購入制限を緩めれば、富裕層の冨を国内にとどめ、内需を牽引することが可能になるとみられる。国内の投資ルートを開拓したり、法律や税金などの手段によって海外への資産の移転を制限したりすれば、富裕層の資産は国内にとどまる可能性がある。中国で稼ぎ、海外で消費するというのは中国経済にとって痛手であり、国内の冨が海外に流出し続けるということにほかならない。
ある白書によると、中国の高資産者(投資可能な資産を1千万元以上保有する人)のうち、海外の資産を保有する人が3分の1に上るという。国内の資産が流出するのをこれ以上指をくわえてみているわけにはいかない。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年1月7日
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