中日韓の経営者「アジアで最もリーダーシップある国は中国」 (4)
中日韓の経営者ともそれぞれ4分の1以上が今後10-20年のアジア地域において、最もリーダーシップのある国は中国だと回答し、最も多かった。中韓の経営者の2位は米国、日本の経営者の2位は日本だった。韓国対外政策研究院の関係者はこれについて、「中国を選んだ経営者が最も多かった。地域の持続的経済成長において、中国が発揮する役割に期待が寄せられていることが見て取れる」と語る。
グローバル化の今、企業の競争力を決定付ける最も重要な条件について、中韓の経営者は「技術力」「人材の国際化」と答える人が最も多かった。具体的には中国の経営者の52%が「技術力」を、49%が「人材の国際化」を選び、韓国の経営者の65%が「人材の国際化」を、60%が「技術力」を選んだ。一方、日本の経営者は75.7%が「人材の国際化」を、62.6%が「各国市場への対応能力」を選んだ。
みずほ総合研究所アジア調査部の鈴木貴元上席主任研究員は、「アンケート結果を見ると、政治面での影響力不足や、国際的な地位の低下に伴い、日本企業が自信を失いつつあることが分かる。これまで技術面で優越感を持っていた日本企業だが、今は技術だけでは世界で競争できないという危機感がある。韓国や中国と比べ、日本は人材育成面に問題を抱えている」と指摘する。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年1月7日