中国商務部(商務省)の陳徳銘部長は8日全人代の記者会見で、「ドルやユーロ、日本円など主要通貨が大きく下がれば、中国とその他の新興国は輸出入などで大きな影響を受けるにちがいない」と指摘した。
陳部長は、「多くの国は金融緩和策を実施している。それは自国の必要によるものだとはいえ、他国にマイナスの影響を与えてはいけない。また各国は、主要20カ国(G20)財務大臣・中央銀行総裁会議で達した合意を遵守すべきだ」と強調した。
陳徳銘部長はさらに、インフレが今年の経済動向に影響するのではないかとの懸念を示した。
「中国国際放送局日本語版」より 2013年3月9日