人民網と「証券時報」 国家金融情報安全シンポ開催
【中日対訳】 人民網と「証券時報」は先月28日、2013年国家金融情報安全シンポジウムを北京市で共同開催し、国の金融情報の安全保障を中心テーマに話し合いを行った。国家金融情報安全戦略の制定と宣伝の徹底を共同で推進することが狙いだ。「人民日報」が伝えた。
ここ数年来、中国の情報化プロセスが加速を続け、情報ネットワークの応用がますます普及するのにともない、国の経済や国民の生活に係わる政府機関、関連機関、産業は情報ネットワークシステムへの依存度を高めている。だが明確なセキュリティ意識や防犯措置が欠けているため、外資系の設備が中国の金融産業市場で大きなシェアを占めるのが現状だ。
シンポに参加した専門家の提案は、セキュリティをめぐる状況の調査活動をただちにスタートするとともに、整った通信安全審査制度と関連の法律法規の整備をさらに進めることが必要だとしている。そして、政府調達では情報主権の意識を強め、国産のソフトウェア・ハードウェア設備を優先的に購入する、あるいは購入を義務づけるなどして、自主開発の情報セキュリティ技術と関連製品が金融業界で利用できるよう提案している。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年3月1日