女性の晩婚、所得面で早婚より有利=米研究
最新の研究により、女性にとって晩婚は経済面で有利だが、男性にとっては不利であることが明らかになった。羊城晩報が伝えた。
米ヴァージニア大学が発表した研究報告書によると、大学教育を受けた女性が30代前半で結婚した場合、その平均所得は20代前半で結婚した女性を56%上回る。男性の場合は逆で、20代前半で結婚した男性の所得は、30歳以降に結婚した男性を上回る。
これについては、出産が原因の一つとされている。ある臨床心理士は、「人の一生のうち約3分の2の所得増は、職業生涯の初めの10年間で生じる。20代前半で結婚したインテリの女性は、一人目を出産する時期が早く、仕事の中断を迫られる。その後の出世には長い時間が必要だ」と指摘した。
しかし早婚は、男性の職業的発展にとって良いこととされる。米人気ブログ「Business Insider」は、「既婚男性は独身男性よりも自信を持っており、仕事の効率が上がるため」と分析した。
同研究によると、大学教育を受けた女性は晩婚により利益を得ることが可能だが、大卒の学歴を持たない女性はそれが不可能だという。
同研究によると、米国人の晩婚化が進んでおり、現在の平均結婚年齢は女性27歳・男性29歳と過去最年長に達している。1990年の平均結婚年齢は、女性23歳・男性26歳であった。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月25日