フォンテラCEO 北京の記者会見で謝罪を表明
NZ乳業最大手フォンテラのテオ・スピアリングスCEOは8月5日昼、同社の製品がボツリヌス菌に汚染され、各地に流通していることに関して北京で記者会見を開き、本件について説明をし謝罪を表明した。スピアリングスCEOは、「娃哈哈(ワハハ)やコカコーラの商品は安全だが、その他の問題ある商品は48時間内に回収する」と述べた。新華社が伝えた。
スピアリングスCEOは、「当社の3ロット・38トン超の乳清タンパク濃縮物が汚染され、そのうち21トンは3社の飲料メーカーと3社の動物飼料会社に販売された。また当社は18トンを半成品ミルクパウダーの生産に使用し、乳製品の生産メーカーに販売した」と述べた。これらの企業には、コカ・コーラ、娃哈哈、Nutricia、ダノン傘下のDumexなどが含まれる。
スピアリングスCEOは、「Dumexの問題がある可能性のある商品は12ロットに及ぶ。市場で販売中の分についてはすべて回収が完了しており、一部はまだ倉庫内に保管されている。Nutriciaのカリケア(可瑞康)については、すでに回収措置を講じている」と語った。
スピアリングスCEOは記者会見の席上で、中国人消費者に重ねて謝罪を表明し、市場に流通している影響を受けた商品の90%については安全状況を確認しており、残りの10%は48時間内に回収すると表明した。
フォンテラは世界最大の乳製品輸出企業で、世界乳製品貿易総額の約3分の1を占めている。同社の商品には乳製品の原料、液体ミルク・粉ミルク、発酵食品、ヨーグルト、バター、チーズが含まれ、乳製品の生産量は年250万トンに達する。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月6日