上海市が42の金融措置を発表
上海市はこのほど、国務院弁公庁の「経済の構造調整とモデル転換・高度化の金融支援に関する指導的意見」を貫徹実施するため、42の実施意見を打ち出した。
意見によると、中国(上海)自由貿易試験区建設上の要請と結びつけて、先行・先試を目指し、国の金融改革・革新の関係措置を最初に上海で施行させる。直接資金調達の拡充を推し進めるとともに、資金調達構造を改善して、上海企業の資金調達構造の調整と最適化を推進する。「創業板」(中国版ナスダック)上場基準を積極的に緩和し、条件を満たすイノベーション型、成長型企業の上場を後押しする。生産能力の整理統合を行なう企業への優先株式発行を模索する。
上海は中国(上海)自由貿易試験区の建設と結びつけて、融資資産の証券化・通常化運用を積極的に推進するとともに、外国との人民元決済業務の発展を促し、貿易、投資、保険分野での人民元の使用を拡大し、個人の対外直接投資の試行について研究している。民営資金の金融業進入に関する政策研究に積極的に協力し、民間資本による民営銀行、金融リース会社、消費金融会社の設立を検討している。政策研究に積極的に協力して、銀行の不良債権自主処理権を拡大し、不良債権譲渡の通常化ルートを模索している。
上海は小規模企業資金調達サービスを推進するため、小規模企業リスク補償政策、小規模企業融資奨励政策を整備する。引き続き政府の出資する融資保証会社を推し進め、政府資金の誘導作用を発揮し、関連政策を整備する。中小企業信用システム建設を強化する。中低所得者向け住宅の建設を資金面で支える。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月25日