国家発展・改革委員会の徐紹史主任は25日、国務院を代表し、「十二五」(第12次5カ年計画、2011-2015)の実施状況について全国人民代表大会常務委員会への中期評価報告を行った。人民網が伝えた。
▽目標上回る成長率
報告によると、5カ年計画の主要目標は順調に実現されており、経済成長率は計画の数値を上回っている。また経済構造の調整も進んでおり、東部・中部・西部・東北部の一人当たりGDPの格差は縮まっている。
中国GDPの成長率は、2011年は9.3%、2012年は7.7%、2013年上半期は7.6%で、計画に示された年平均7%の目標値を上回っている。
報告によると、経済成長に占める中国の内需の割合が高まり、消費需要の割合も上昇の傾向にある。農業基盤の強化も進み、食糧総生産量は10年連続で増加し、7年連続で5千億kgを上回った。産業構造の改善も進み、戦略的新興産業が発展し、サービス業の付加価値率は2010年の43.2%から2012年の44.6%に拡大した。重大インフラ建設も成果を上げ、総合交通運輸体系が発展スピードを増し、近代エネルギー産業体系は着実に整い、水利建設も進んでいる。都市化も活発かつしっかりと推進され、都市化率は2010年の49.95%から2012年の52.57%に高まった。都市と農村の収入格差も縮小している。農村の水道・電気・道路・ガス・住宅などの建設が進み、条件は改善している。地域発展の協調性が増し、東部・中部・西部・東北部の一人あたり地域GDPの格差は縮まっている。
▽核心技術で突破実現
中国の科学技術教育水準は着実に高まり、イノベーション能力も上昇し、カギとなる核心技術は一部で突破を実現している。