2014年1月9日  
 

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銀行のグローバルなシステム上の重要性を測る指標、13行が開示へ

 2014年01月09日14:35
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 中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は8日に「商業銀行のグローバルなシステム上の重要性を評価する指標の開示に関する手引き」を発表し、一定の条件を満たす銀行に対して、今年より12項目のグローバルなシステム上の重要性を評価する指標を開示するよう求めた。これにより銀行内部の情報管理システムの改善と管理水準の向上を促し、事業の透明度を高めていく。新京報が伝えた。

 銀監会は、「同手引きはバーゼル銀行監督委員会の要請に基づき制定された」と表明した。中国の具体的な実情に基づき、上述した指標を開示する銀行は、前年の年末調整後の管理資産残高が1兆6000億元以上に達する銀行、もしくは前年度にグローバルなシステム上重要とされた銀行となる。

 この要請に基づき、計13行が開示に応じる必要がある(国有5大銀行、8行の株式制銀行)。

 この12項目には、銀行の調整後の管理資産残高、金融機関間の資産、金融機関間の負債などが含まれる。銀行がグローバルなシステム上で重要な地位を占め、重要な役割を担っているかを判断することで、その破産・倒産がグローバルなシステムおよび経済活動にどれほどの損失をもたらすかを判断できる。

 同手引きは、2月1日から施行される。

 中国社会科学院金融研究所銀行研究室室長の曾剛氏は、「上述した指標は一般的な意義の財務指標ではないため、銀行は大量のデータを元に複雑な計算により導き出す必要がある。ゆえに市場および外部の監督管理者は実情を把握しがたい」と指摘した。

 曾氏は、「今回の情報開示により、銀行は事業の全面的な整理を実施し、リスクをより良く計算・判断できる。監督管理者もこの機会に規制を強化し、金融全体のシステム面のリスクを抑制できる」と分析した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年1月9日

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