日本の「恋の駅」 独特の結婚式
写真は結婚式会場となった恋山形駅。 |
日本では10日、カップルたちが「新婚列車」に乗り、「恋の駅」と呼ばれる「恋山形駅」で独特の結婚式を挙げ、独身生活に別れを告げた。広州日報が伝えた。
新郎の福原稔浩さん(サラリーマン、47歳)と、新婦の坂上由美子さん(家事サービス、40歳)は同日、親戚や友人60人と共に2両編成の特別列車に乗り、恋山形駅で下車して結婚式を行った。新郎の福原さんは「ここで結婚する初めてのカップルになれてうれしい。必ず幸せになります」と語った。
同駅を運営する智頭急行によると、こうした結婚式は約10万円程度で実施可能で、独創的かつリーズナブルだという。
恋山形駅は日本・鳥取県に位置するかつては無人駅だった小さな駅で、道路際の木立に隠れ、トイレも設置されていない。1日平均の利用者数はわずか2人だという。
東京駐在の新華社記者、朱超氏によると、今年のバレンタインに日本鉄道会社が名前に「恋」の字がある全国の4つの駅で「恋の駅」の切符を発売。それぞれ異なるデザインの切符は4枚集めると1枚の絵になるという。その後4つの「恋の駅」の一つである恋山形駅は6月にリニューアルされ、ゴミ箱を含めた駅舎全体がピンク色に塗られ、またハート形のイラストが描かれた。
同駅プラットフォーム近くには「恋の部屋」が設置され、訪れた人がいわゆる「絵馬」をかけて願い事をすることができる。飾られた絵馬は鉄道会社が神社に奉納するという。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年11月14日