観光庁、アミューズ社に立ち入り検査へ 万里の長城遭難
【工藤隆治】中国・河北省懐来県の「万里の長城」で日本人観光客ら3人が遭難死した事故で、観光庁は9日、ツアーを主催したアミューズトラベル(東京都千代田区)に立ち入り検査する。同社は3年前にも北海道で遭難死事故を起こしており、安全態勢がどうなっていたかを調べる。
観光庁は国土交通省の外局。羽田雄一郎国交相は9日の閣議後の会見で、「(アミューズ社は)再度事故を起こした。今までの経営状況や、今回のツアーに無理がなかったかを把握する必要がある。正確な事実関係を把握し、厳正に対処したい」と述べた。
事故直後から現地で遺族の対応に当たっているアミューズ社の板井克己社長からは聞き取りができておらず、来週以降も必要に応じて立ち入り検査をする。
asahi.com 2012年11月9日
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