松坂屋銀座店、創業88年振り返る催し 来年の閉店前に
松坂屋銀座店のデパートガールの歴代制服の一部。着用が始まった時期は左から72年、90年、00年、01年。特設会場では制服を着て写真を撮ることもできる=東京都中央区 |
東京・銀座で最も古い百貨店の松坂屋銀座店が28日、来年の閉店を前に、創業からの88年を振り返る催しを始めた。12月11日まで。
開店は1924年。店内の特設コーナーでは、歴代のデパートガールの制服やポスターを展示している。
来年半ばに閉店し、解体される。2016年に新たな施設の建物が完成し、遅くとも17年には開店する予定。「松坂屋」の看板が残るかどうかは未定だ。
Jフロントリテイリングの奥田務会長は「銀座は他にも百貨店があり、従来型の百貨店を作っても仕方ない。市場は動いており、詳細は開店の2年前に決める」と話した。8月に買収したファッションビルのパルコについては、「アイデアを出してもらうが、今のところ新施設を『パルコ』にする予定はない」とした。
asahi.com 2012年11月29日
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