中国第4の衛星発射センター、まもなく完成へ
【中日対訳】 西昌衛星発射センターが建設・管理を請け負う中国第4の衛星発射センター、海南の文昌衛星発射センター(海南航天発射場)の建設は、完成に向けた最後の重要段階に入った。中国軍網が伝えた。
プロジェクト建設指揮部の範益民・党委員会書記は、「現在中国は酒泉、太原、西昌の3つの衛星発射センターを有する。文昌発射センターは、既存の発射センターの複製ではなく、様々なキーテクノロジーでブレークスルーを果たす」と語る。文昌発射センターでは次世代の大型ロケット「長征5号」が使用され、地球静止軌道衛星や大質量の極軌道衛星、深宇宙探査機、大型宇宙ステーション、貨物輸送宇宙船の打ち上げ任務を担当するという。
既存の発射センターと比べ、文昌発射センターは▽緯度が低い▽打ち上げ能力が高い▽鉄道では輸送できない直径5メートルのロケットを海上から搬入できる▽ロケット飛行・残骸落下エリアの安全性が高く、地上の人員や建築物に影響をもたらさない▽完全に対外開放され、宇宙科学普及・愛国主義教育の拠点となる-----など独特のメリットを持っている。