小惑星に含まれる豊富な資源 各国が競って探査実施 (2)
世界と比べると中国の小惑星探査はまだスタートしたばかりだ。2012年12月3日、月探査衛星「嫦娥2号」は小惑星「トータティス」に約3キロの地点まで接近し、撮影に成功した。これは中国にとって小惑星探査の第一歩となる。
人類は今、さらに大胆な計画を進めている。米国のPlanetary Resources社とDeep Space Industries社はこのほど、小惑星から資源を採掘する計画をスタートさせた。Planetary Resources社はすでに小惑星観測用の望遠鏡製造を開始しており、今後は探査機を小惑星に送り探査を行う予定だ。Deep Space Industries社も2年以内に小型探査機「Firefly」を打ち上げる計画だという。
NASAも2005年、2018年に有人月探査を再開する計画を公表した。月面のヘリウム3の採掘、火星探査に向けた研究などを掲げている。
どの機関が先陣を切るにせよ、宇宙での本格的に資源採掘が実現すれば、生活の各方面に大きな影響がもたらされることは確実だ。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年2月21日