鳥インフルエンザ、WHOが調査チームを派遣
【中日対訳】 世界保健機関(WHO)は16日、「中国からの招待を受け、各国・各機関のインフルエンザ専門家と高官により構成される研究チームが、中国でH7N9型鳥インフルエンザの発生状況について、1週間にわたる合同調査を実施する」と表明した。新華社が伝えた。
WHOのトーマス報道官は16日、「同チームには、流行病学・実験室試験・臨床治療を研究する中国人専門家、米・欧・豪およびWHOの専門家・高官が含まれる。そのうち4人は新型ウイルス、動物-ヒト感染のインフルエンザウイルス、流行病学の専門家だ」、「同チームのメンバーはH7N9型鳥インフルエンザが発生した地域で、ウイルスの発生や感染に関する状況を調査し、同新型ウイルスの感染源・症状・宿主・ヒト-動物の感染方式などの特徴を研究し、さらなる予防措置に向け指導を提供する」と述べた。
トーマス報道官はさらに、「調査終了後に、その結果を公表する。WHOは調査結果を詳細に研究し、同ウイルスの感染状況に注目し、中国の治療・予防を支援する」としたほか、「中国では現在までに63人の感染が確認されており、死者が14人に達した。感染源がまだ特定されていないことから、中国ではさらに感染が広がると見られる。WHOは現段階で、同ウイルスのヒト-ヒトの持続的な感染を確認していない」と強調した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月18日