厚い氷に阻まれて立ち往生したロシア船「アカデミック・ショカリスキー」の乗客52人の救助に成功した中国船「雪龍」は複雑な海氷、水文気象条件の影響で現在も南緯66度39分、東経144度25分の浮氷密集区で立ち往生している。浮氷は一部で厚さ3-4メートルにも達し、氷のない海域まで約21キロ離れている。
4日午後5時に確認したところ、「雪龍」は補給物資が十分で、隊員101人は健康で精神的にも安定しており、設備も無事。6日と7日に熱帯低気圧が通過し、南東風から西風に変り、浮氷にも変化が生じると見られるため、時機をうかがって脱出を試みる予定だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月3日