活況に沸く元日の北京、各店が売上記録を更新

　北京市商務委員会が昨日発表したデータによると、2014年の元旦当日、北京の49の重点商業・サービス業企業が、前年同日比8％増の8億5000万元の売上を実現した。人気急上昇中の慶豊包子舗（習近平国家主席が年末に訪れ話題に）の直営店9店は同日、1.5倍の売上を記録した。京華時報が伝えた。

　◆金・家電売場が大賑わい

　世界の金価格が低下しており、金市場の販売に火をつけている。元旦当日、金を販売する菜百商城と国華商城の売上は、前年同日比11.4％増の約2億4000万元に達した。

　また家電売場も大盛況となった。アップルやサムスンなどの人気携帯電話が値下げされ、3C製品（コンピュータ、通信、大衆消費電子製品）市場が活況を維持した。北京蘇寧では、クアッドコアと大パネルを搭載したスマートフォンの価格が2000元以内に収まった。庶民的な価格は、消費者が迷わず購入するためのカギとなった。

　煙霧による刺激を受け、空気清浄機や浄水器などの環境対策製品が、「ブラックホース」になった。北京蘇寧はこれらの製品の無料お試しキャンペーンと割引セールを実施し、オンライン・オフラインで1万台以上の空気清浄機を販売し、前年同日比500％増の増加率を記録した。元旦当日、3大家電専売店である蘇寧電器、国美電器、大中電器の売上は、前年同日比14.1％増に達した。