北京首都国際空港T3ターミナルビル内で、航空機に搭乗するまでの長い待ち時間をつぶす乗客、離陸前にラストスパートで仕事を片付ける乗客、フライト情報を検索しようとネットに接続する乗客はいずれも、4Gネットワークを利用することが可能となった。中国移動(チャイナ・モバイル)の北京支店である北京移動は2日、首都空港T3ターミナルに4G通信網が完成したと発表した。これにより、同ビル内で乗客が4G対応の携帯電話やモバイル機器を利用することが可能となった。北京日報が報じた。
T3ターミナルビルに完成した4Gネットワークの通信速度が下り40Mbpsに達することが、試行の結果明らかになった。つまり、ユーザーは毎秒約5MBの速度でダウンロードすることが可能で、問題なく映画のオンライン視聴が楽しめる。
北京移動の担当者は、「春運(旧正月の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)のピークを迎えるまでに、より優れたネットワーク環境である4G通信網を乗客が利用できるよう、作業員は残業続きで奮闘した。それが実を結び、世界で2番目に大きい単体ターミナルビルであるT3ターミナルビルに4Gネットワーク通信網が、予定より早く完成した。乗客は今後、同ターミナルビル内で、4G対応の携帯電話やモバイル機器を利用することができる」と話した。
T3ターミナルビルのほか、各大空港や鉄道駅など北京市内の交通ターミナル中枢施設でも、4G通信網の建設が急ピッチで進められている。首都空港のT1・T2ターミナルビルや南二環と三環路の間にある北京南駅では、間もなく4G通信網が完成する。また、北京の東西南四環路、北は北五環路、および石景山と亦荘・園博園(園林博覧会会場)の各エリアも、4Gネットワークがほぼカバーされた。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年1月3日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386