HSBCホールディングスとデータ調査会社のマークイットが1月2日に共同発表したデータによると、生産および新規輸出受注などの指数が低迷したことから、2013年12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の確定値が、前月の50.8から0.3ポイント低下し50.5になった。同指数は5カ月連続で分岐点の50を上回っているが、12月は3カ月ぶりの低水準を示した。新京報が伝えた。
製造業PMIはマクロ経済の先行指標であり、通常は50を景況感の改善・悪化の分岐点とする。PMIが50を上回れば、製造業の景気拡大を、これを下回れば製造業の景気後退を示唆する。12月のHSBC製造業PMIは3カ月ぶりの低水準となり、中国経済の成長率が2014年に緩やかに低下するという懸念が深まっている。
HSBCの大中華エリア屈宏斌チーフエコノミストは、「12月の確定値が低下したのは、主に生産の増加率が低下したためだ」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月3日