米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は16日、次のような記事を掲載した。「中国人観光客が旅行先を決める要素はたくさんある。例えば、米ドラマシリーズ『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則(原題:The Big Bang Theory)』のファンなら、(ドラマの舞台である)カリフォルニア州のパサデナに行き、チーズケーキを食べるだろうし、そうでないなら、マサチューセッツ州のケンブリッジに行って、ロマンチックな風景を楽しむ人もいるかもしれない」。環球時報が報じた。
上記のように気まぐれで米国を旅行する中国人観光客も多いが、実際に現地に行った時、どれほど満足しているのだろう?
中国のシンクタンク・中国旅游研究院が実施した、旅行先22カ所を対象にした最新調査によると、今年第1四半期(1-3月)、中国人が最も満足した旅行先はニュージーランド、米国、カナダだった。一方、最も不満足だったのはカンボジア、インドネシア、ベトナムだった。
同調査によると、中国人観光客が最も不満を感じる要素は、▽安全でない▽中国語でのサービスが不十分▽費用が高い――などだ。一方、中国人観光客が好評価を下しているのは、全体的なムード、交通施設、都市管理だ。
海外旅行にでかける中国人は現在、増加の一途をたどっており、中国国家旅游(観光)局の推定によると、海外旅行者の数は今年の第1四半期、前年同期比17%増の延べ2640万人に達し、旅行に費やされた金額も同比16%増の約30億ドル(約300億円)に達した。
これらの数字は今後、さらに増加すると予測され、2020年には、海外旅行に出かける中国人の数が倍増し、年間2億人に達すると予測する専門家もいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年4月17日