6月27日から台湾台北市で開催される「台北映画祭」の主席を務める、香港で活躍する映画監督・張艾嘉(シルヴィア・チャン)監督がこのほど、ある学校でプロモーションを行い、コンゴで興奮した群衆に囲まれた際、アクションスター成龍(ジャッキー・チェン)の名前を叫んで難を逃れたことを例に、国境なき映画の影響力を学生に伝えた。台湾紙「中国時報」が報じた。
張監督によると、コンゴでイベントに参加した際、「突然群衆に囲まれ、騒ぎながら車を揺らされた。当時車には現地ガイドが乗っていなかった」といい、頭が真っ白になって、「Jackie Chan! You know? My friend!(成龍を知ってる?私の友人!)」と叫ぶと、騒ぎが一瞬にして収まったという。「成龍の映画があったからよかった。香港に戻ってから、成龍に何度も電話して、コンゴにサイン入りの写真を300枚送ってもらった」と張監督。
成龍と長年にわたり交流がある張監督は、性格の違いなどに気分を害されることがあったものの、和解して良き友人になり、世界中で超有名なその名前に「命を救われた」という。 (編集KN)
「人民網日本語版」2014年5月26日