5日間に渡る第11回中韓自由貿易協定交渉が、5月30日に幕を閉じた。中国商務部(商務省)部長助理の王受文氏、韓国産業通商資源部の禹泰熙(ウ・テヒ) 通商交渉室長が、中韓の代表団を率いて交渉に出席した。人民日報海外版が伝えた。
中国商務部は、「今回の交渉において、双方は貨物貿易・サービス貿易・投資を巡り、集中的に議論を掘り下げた。また原産地規則、貿易救済、技術的な貿易の壁、衛生・植物衛生措置、知的財産権、電子商取引、環境などの幅広い分野を巡り交渉し、積極的な進展を実現した」と発表した。中韓自由貿易協定交渉は2012年5月に始まり、全面的で調和のとれた、高水準の自由貿易協定の締結を目指し、すでに11回開かれている。中韓国交樹立から22年に渡り、二国間の経済・貿易関係は飛躍的な発展を実現した。両国の2013年の貿易額は2700億ドルを突破し、相互の投資額は570億ドルを上回った。中国は韓国にとって最大の貿易パートナー、最大の輸出入市場だ。両国の2014年1−3月の貿易額は、前年同期比6.8%増の676億3000万ドルに達した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月5日