内蒙古(モンゴル)自治区の包頭税関は6月1日より、すべての通関事業の現場で、通関ペーパーレス化を実施する。加工貿易、保税監督管理、保税運送、郵送貨物以外の通関事業で、ペーパーレス作業が採用される。国際商報が伝えた。
包頭税関はこのほど「税関通関作業ペーパーレス化改革政策説明会」を開き、ペーパーレス化通関モデルについて説明した。包頭地区の30数社の貿易会社の責任者が、同説明会に出席した。
改革後、企業は通関書類と添付書類の電子データを税関に送り、申請する。税関は輸出入貨物のリスク分析と検査を実施する。▽低リスクもしくは未知のリスクが存在するが、書類・税目の問題が含まれない場合▽低リスクが存在し、書類の問題が含まれるが、証明書をネット上で比較し正常と確認された場合▽低リスクが存在し、税目の問題が含まれるが税金を電子決済した場合――において、その通関書類はコンピュータで自動的に手続きされる。低リスクもしくは未知のリスクが存在し、コンピュータの自動手続きの条件を満たさない通関書類・ハイリスク通関書類については、税関の職員による検査を受け、リスク等級に基づく手続きを行う。通関後、監督管理の場と申請者に、通関の情報を送る。
今回の改革は、「現地申請・現地通関」に属する貨物をペーパーレス化審査の範囲内とし、地域通関改革ペーパーレス化作業の深化を示した。企業から提出された通関書類と添付書類の「スリム化」を実現し、輸出入の異なる状況に応じて一部の添付書類の提出を不要としたことで、企業の手間を省いた。初歩的な推算によると、この改革で税関の通関効率が約30%向上し、企業の労働力・時間・交通のコストが20%削減される見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月3日
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