6月1日の児童デー(子供の日)は、子供にとって一年で最も重要な祝日の一つだ。多くの両親は大金を叩き、子供のために祝日にプレゼントを購入する。しかし子供に玩具を買うよりも、資金管理というプレゼントを贈った方がよいかもしれない。資金管理の観念の教育は、子供の成長において最も意義あるレッスンであり、未来の発展に向けた「元手」でもある。ここからは、各国の両親が正確な消費観を樹立させるため、どのように子供を教育しているのかを見ていこう。北京晩報が伝えた。
◆米国 小遣いで資金管理を学ぶ
米国のほぼすべての子供が小遣いを持っている。この小遣いのほとんどは、両親や家族の手伝いをして得られたものだ。両親が子供に報酬を与えるのには、主に3つの理由がある。まず、労働量に基づき報酬を得るという原則を守らせるためだ。次に、好きなお菓子や必要な学習用品を購入する一定のお金を与えるためだ。最後に、子供に手を使った労働という訓練の機会を与えるためだ。一部の富豪も子供に「働かざるもの食うべからず」を実行させ、幼い頃から「働かずにして得る」という依存を断ち切らせ、「自分の手により飯を食う」という観念を樹立させている。オバマ米大統領の家庭も例外ではない。オバマ大統領の二人の娘は幼いころ、家事をしなければ小遣いをもらえなかった。家事(食卓の整理など)をすれば、毎週1ドルの小遣いをもらえた。
子供に未来の生活の準備をさせるため、米国の一部の家庭は青少年に、自分の電話料金、交通費、家庭の一部の支出を負担させている。子供が成長すると、両親は家計簿を開き、家庭内の支出状況を伝え、家計を切り盛りする「財テク」を理解させる。米国では、教師、保護者、社会学者、経済学者の誰もが、子供に一定の小遣いを与えるのは悪いことではないと考えている。重要なのは、お金を正確に支配・使用できるよう教育し、幼い頃から正確な消費観を樹立させることだというのだ。
◆日本 自力と我慢を重視
日本のある教授は、「子供の小遣いは文化の仲介者となるツールであり、生活の中で重要な地位を占めている。子供は小遣いを使うことで、自分の生活を創造する」と指摘した。