6月1日の国際児童デーを目前に控え、子ども用品の品質に関心が集まっている。中国消費者協会が28日に発表した乳幼児用紙オムツ15製品の比較テストの結果によると、日本の王子ネピア株式会社が製造した「ネピア」ブランドの紙オムツは、水分量が基準値を超えており、カビや細菌が発生しやすいという。「新京報」が伝えた。
テストの対象となった15製品はスーパーなどの店舗で購入したもので、1枚あたりの単価は0.91元(約14円)から6.05元(約98円)までとさまざまだ。
非吸収量は紙オムツの重要な指標。非吸収量が小さければ小さいほど、表面の液体は吸水層に素早く吸収され、皮膚をさらさらに保つことができる。テストの結果、13製品の非吸収量は0ミリリットルだった。
液戻り量は液体の凝固性能を反映する指標で、数値が小さければ小さいほど性能が高いことになる。テストによると、液戻り量はいずれも基準の範囲内に収まったが、個体差が大きく、最大は5.8ミリリットル、最小は0ミリリットルだった。
漏れ量も小さければ小さいほどよいとされる指標だ。15製品すべて漏れ量は0.2グラム以内に収まり、基準をクリアした、。だが比べてみると、貝親母嬰用品(常州)有限公司の「貝親」ブランドの乳児用紙オムツ(NB)、日本の大王製紙の「グ~ンプレミアム天使の産着」ブランドのLサイズ紙オムツ、韓国の「好奇」ブランドの通気性紙オムツSサイズは星を3つ獲得するにとどまり、他製品よりも品質でやや劣った。
紙オムツの水分量は国の基準で10%以下と定められているが、ネピアの乳幼児用Lサイズ紙オムツは11.6%で、基準を超過した。
同協会によると、紙オムツの水分が多いと、成分にカビが生え、細菌が発生しやすくなり、乳幼児の皮膚の健康によくないという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月29日