雲南省徳宏州抗震救災指揮部が発表した情報によると、雲南省盈江県で30日発生したM6.1の地震により、同日夜までに全県15の郷鎮の15万人以上が被災し、43人の負傷者が出た(重傷者が6人、軽傷者が37人)。救助活動は秩序正しく進められている。北京晩報が伝えた。
今回の盈江地震で、緊急地震速報システムが重要な効果を発揮し、中心地付近の12校に12秒の貴重な時間をもたらしたことを知る人は少ないだろう。同システムは、生徒が脱出するための貴重な時間を稼いだのだ。昨年2月19日に初めて大型地震(震度5以上)の速報に成功して以来、中国の緊急地震速報システムは今回を含めて10回の大型地震の速報に成功している。この10回の地震には、2013年に四川省雅安市芦山県で発生したM7.0の強震のほか、同システムの範囲内のすべての大型地震が含まれる。成都ハイテク減災研究所の王暾氏は、「同システムはすでに世界トップレベルに達している」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月3日