フォーブス中国語版は10日、中国のビジネス界で活躍する女性経営者トップ100を発表した。ファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術)の孫亜芳会長が1位に、格力電器の董明珠会長が2位に、保利地産の宋広菊会長が3位にランクインした。重慶竜湖集団の呉亜軍会長は4位につけた。重慶晨報が伝えた。
同ランキングは主に、在籍する企業・業界および社会に影響を及ぼしうる女性経営者・管理者を対象とし、女性リーダーが率いる企業の規模、経営の質、影響と管理を受ける人の数、対外的な影響力といった指標に基づき作成された。。同ランキングは女性経営者が在籍する企業の経営データの他に、企業におけるリーダーシップや管理能力、企業の成長に対する実際の影響力を重視した。
100人の女性が経営もしくは管理する企業の売上は計1兆4747億元(約24兆2200億円)、利益総額は計2336億元(約3兆8370億円)に達した。これらの女性が在籍する企業の資産総額は6兆749億元(約100兆円)に、時価総額は5兆3689億元(約88兆円)に達した。これらの女性の多くが会長、CEO、総裁、社長などの要職を占めた。一部の女性は業界のリーダーになり、企業の経営層・管理層を同時に率い、それぞれの分野で企業の新事業開拓をけん引した。
フォーブス中国語版の周健工編集長は記者に対して、「女性は業界の境界線を打破し、各業界に浸透している」と指摘した。入選者の業界を見ると、アパレル、食品・飲料、文化・メディア、金融、電子技術、物流、不動産、化学工業、大型製造業などが含まれた。しかし100人のうち最多だったのは、不動産業界に在籍する女性だ。宋会長や呉会長の他に、碧桂園控股有限公司の楊恵妍副主席が6位につけた。またIT企業でも女性役員が頭角を現している。阿里小微金融集団の彭蕾CEO、スカイワースの林衛平執行董事、百度在線網絡技術公司の李昕皙CFO、藍思科技公司の周群飛会長らがランキングに名を連ねている。
周編集長は、「ランクインした女性の多くが高学歴者で、80年代生まれの女性の多くが留学経験を持つ」と述べた。年齢別に見ると、50・60年代生まれの女性が7割を占めた。70・80年代生まれ、特に楊副主席、ワハハ・グループの宗馥莉氏、新希望集団の劉暢氏を始めとする80年代生まれの女性は、父から家業を継承するか、管理・経営に参与している。彼女たちは父よりも、国際的な視野を持っている。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月11日