2014年6月11日  
 

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新型材料、都市の排水システムの「詰まり」を解消

人民網日本語版 2014年06月11日13:51
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大雨が降ると、車道が「河道」になり、都市が「水の都」になる――このような「都市病」を受け、都市の「血管」である排水システムの建設に注目が集まっている。中国兵器工業集団が10日発表した情報によると、その傘下の凌雲集団上海亜大管道公司(以下、同社)は生産設備と加工技術の導入により、海寧工場で3.5メートル口径の大口径PP(ポリプロピレン)スパイラルチューブの試作品を生産した。同社の馮浩宇副総経理は、「これは都市の雨季の洪水防止に対して決定的な役割を発揮する」と語った。科技日報が伝えた。

都市の排水システムには、セメント、PE(ポリエチレン)、強化プラスチックなどの材料が使用されていたが、いずれも強度が低い、繋げにくい、水漏れや地盤沈下が生じやすいといった問題があった。都市の排水問題の解決は、上述した3種類の従来型の材料では不可能だ。

同社は3年弱のリサーチと分析を経て、欧州から最も先進的なPPスパイラルチューブ、その他のチューブ、システムサービスを国内市場に導入し、国内の空白を埋めた。

馮副総経理は、「PPスパイラルチューブはスパイラル成形技術で製造されたチューブで、軽量で強度が高く、柔らかく低温でも使用でき、腐食に強いといった長所がある。同製品は3種の従来材料の不足を補うことができ、都市部の排水、工業用水の送水などに幅広く活用できる」と説明した。

馮副総経理は、「使用寿命と耐腐食性が最大の長所だ。排水管を通過する生活排水・工業排水・雨水は腐食性を持つことが多いが、同製品の耐腐食性は金属管やセメント管を大幅に上回る。大口径で化学物質・海水の耐腐食性があることから、発電所や化学工場などの熱交換や海への送水などにも活用できる」と語った。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年6月11日

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