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北京の猛暑、スーパーろ過で飲料水を確保

人民網日本語版 2014年07月14日10:52
工業排水、「スーパーろ過」で飲料水に

 本来ならばただの工業排水が、「スーパーろ過」により、国家基準に完全に合致する飲料水に変わる。北京市自来水(水道水)集団田村山浄水場スーパーろ過処理施設が、このほど稼働開始した。この措置により水緊急供給能力が1日4万立方メートル追加され、市街地の水供給能力が322万立方メートルに達した。この供給量は、門頭溝区の1日の使用量に相当する。人民日報が伝えた。

北京市街地の水供給量は今年5月29日に1日304万立方メートルに達し、過去100年で最高となった。5月30日には、1日306万5000立方メートルで記録を更新した。今夏、市街地の水供給量は、1日318万トンという限界に近づく可能性がある。北京市自来水集団は独自に開発した特許技術を使い、水処理率を100%に近づけ、水資源の利用効率を大幅に高めた。

従来の技術では、一定量の工業排水が、濁度が高く処理が難しいことから処分されていた。北京市自来水集団の関係者は、「追加された4万立方メートルのうち、2万立方メートルはこれまでならば処分されていた工業排水だ」と語った。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年7月14日

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