国内航空会社の輸送力が増強されたこと、多くの企業が出張の予算を切りつめていることを受けて、ファーストクラスの航空券が「お値頃」になりつつある。一部の中距離・短距離路線では数百元(1元は約16円)ほどになるケースもある。北京晩報が伝えた。
北京で働く李さんは先週、内蒙古(モンゴル)自治区呼和浩特(フフホト)市の実家へ両親の顔を見に帰った際、初めてファーストクラスに乗った。「私が買った航空券は本当にお値打ちで、ファーストクラス特別価格で410元だった。これに税金を加えても、費用は全部でたったの520元。エコノミークラスの定価が660元もするのに」と話す。旅行情報サイト・携程旅行網によると、今年の春節(旧正月)以降、国内路線ではファーストクラスとビジネスクラスの値下げラッシュが起こり、この勢いが夏休み商戦まで続いている。北京-上海路線、北京-広州路線、上海-深セン路線などのビジネス路線では、エコノミーの定価より安い特別価格のファーストがうち出されているほか、これまで割引されることが少なかった観光路線や帰省路線のファーストの一部も、販売促進キャンペーンの対象になっている。
同サイトに登録してみたところ、ほとんどの国内路線のファーストに割り引き航空券が存在していた。たとえば7月の北京-包頭路線はファースト特別価格が428元、北京-赤峰路線は同350元、北京-瀋陽路線は同628元となっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年7月13日