2014年第13回中国国際消費電子(家電)博覧会(SINOCES)が今月11日から14日にかけて、山東省青島市で開催される。グーグルグラス、腕時計型携帯電話、スマートブレスレット、脳波で動く猫耳型ツールといった「ウエアラブル」スマート電子設備が一堂に会する予定だ。人民日報が伝えた。
スマートファクトリーからスマート家電まで、スマート都市からスマートな地球まで、スマート端末に基づいた相互接続が業界の重要な発展方向となっている。そこで産業の発展と市場の動きのバロメーターとして、今回の博覧会では「万物の相互接続 スマートな生活」がテーマに掲げられ、マルチスクリーン型の連携、情報消費、モバイルエコロジカルチェーン、車載型相互接続、クラウドコンピューティング、ビッグデータといった業界の注目点が、特色ある展示ブース、専門的なフォーラム、レベルの高いマッチング会といった形で全面的に登場することになっている。
▽新技術市場化のプラットフォーム
中国は世界最大の家電製品製造基地であり、世界最大の家電製品市場でもある。今回の博覧会は商務部(商務省)、科学技術部(科学技術省)、山東省人民政府が共同で主催し、工業・情報化部(工業・情報化省)が共催し、中国電気機械製品輸出入商会、中国電子学会、青島市人民政府が共同実施するもので、国家レベルで国際レベルの家電に特化した展示会となる。過去14年間にわたり専門的な運営が行われ、現在では世界の家電産業の発展情勢を示す重要なプラットフォームになっている。
業界関係者の一般的な見方は、この博覧会はアジア最大の専門的な家電製品の展示会として、国内市場での家電製品の伸びを促進する重要なプラットフォームになっている、というものだ。この博覧会は世界の家電企業向けに新技術・新製品の展示プラットフォーム、国境を越えた調達プラットフォーム、産業交流プラットフォームを構築し、産業チェーンに縦方向の深い影響を与えることや産業の変革に向けて積極的な誘導を行うことを通じて、新興市場における革新的技術・製品の普及応用を加速させているという。